エンドオブライフ・ケア

第2回ELC東大阪学習会(in かわべクリニック)を開催しました

かわべクリニック看護師の川邉綾香は、昨年「エンドオブライフ・ケア援助士」の資格を取得。
またかわべクリニックを中心として、東大阪地区で医療・看護・介護に携わるメンバーと共に、意見交換や学習会を定期的に開催しております。

エンドオブライフ・ケアとは、体や気持ちの苦しみがあっても、その人らしく生きることができるようにケアすることです。
→エンドオブライフ・ケア協会について、くわしくはこちらをご覧ください。

先日2月28日(木)には、かわべクリニックにて「第2回ELC東大阪学習会」を開催いたしました。

テーマは、「苦しむ人への援助と5つの課題」~苦しみを抱える人を地域で支える~。
講師は、看護師でありELC協会ファシリテーターでもある川邉綾香、北村愛美さん、松本静香さんが務め、多職種連携での対応から、1対1の対応まで、誰にでもできる具体的な対人援助法を、事例やロールプレイを通じて学びました。

学習会終了後、8名の参加者から以下のようなコメントをいただきました。

訪問看護師:
苦しみが、今更ながらではあるが、「現実と希望の開きである」ということが再確認できた。患者さまとのやりとりを振り返ると、あの時のあの出来事が苦しみだったんだなということが分かりました。

在宅医療機器メーカー:
以前に2日間のELC研修を受講しましたが、月日が経ち、どうしても意識が薄れてきてしまっています。今日、改めて復讐することができて大変良かった。患者さまとの関わり方を学べる良い機会となりました。

訪問看護師:
反復、沈黙を体験して、分かっているつもりであったということ、そして非常に難しいことが分かった。訪問している限られた時間の中で、時間をとって行っていきたい。

管理栄養士:
管理栄養士という職種は一般的に話をし過ぎてしまうきらいがあります。このELCでの研修を受け、改めてそう感じました。今後もこのような研修を東大阪の地で開催して頂けると嬉しいです。

ケアマネージャー:
苦しみに気付く感性が必要であると思います。「聴く」ことが大切で、どんな自分が聴くことが出来ているのか、どんなトーンで話をしているのかなど、自分が分かる良い機会になりました。

訪問看護師:
自分が普段、上手く関われているのかを見直すことが出来て、本当に良かったです。

薬剤師:
以前にELC研修を受講しましたが、その時には理解できなかったことが、研修を重ねることで理解でき、より深めることが出来ました。

MR:
現場では実際に患者さんと関わることはありませんが、普段、関わっている先生、看護師さんがどのように考え、行動されているのかを知る良い機会になりました。

私たちは、この学習会に参加していただいた方に、何か一つでも「お土産」を持って帰ってほしいと願っています。
明日からの実践につながるリアルな研修となるよう、今後も工夫を重ね、より充実した学習会の開催を目指してまいります。

次回の学習会は、6月下旬を予定しています。お申込み方法は本ブログやフェイスブックにてご案内いたします。

みなさまのご参加をお待ちしております。

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