足から見える“暮らし”
こんにちは、看護師の平井とし枝です。
このたびは「いのちのフィールドEXPO 2025 in 東大阪」に参加させていただき、誠にありがとうございました。
胎内体験から納棺体験までを通して「人生の始まりから終わりまでをまるごと感じる」
というコンセプトを体現したこのイベントは、まさに“いのちの旅”を歩むような深い時間でした。
各ブースや企画には、東大阪プロジェクトの皆さんの熱意と工夫が随所に感じられ、その厚みと力強さに感動しました。
スポーツと医療・福祉がつながる瞬間
特に印象的だったのは、FC大阪さんとのコラボレーションです。
サッカー観戦に訪れた子どもから大人まで、幅広い世代が自然と足を運び、楽しみながら参加してくれました。
スポーツという身近な入り口から、医療や福祉へとつながる流れが生まれ、地域の中で新しい対話が広がっていく。
「いのちについて考える時間」が日常の延長線上にあることを実感できた、とても貴重な機会でした。
会場のあちこちで交わされる笑顔や会話には、地域に根ざした温かいつながりが確かに育まれていました。
「足を支える」ブースから見えたこと
私は「足を支える」ブースを担当しました。
直接ケアを行ったわけではありませんが、足に関する相談を受ける中で強く感じたのは――
足は単なる身体の一部ではなく、その人の生活背景や日常のスタイル、価値観を映すもの。
つまり、足を通して見えてくるのはその人らしい暮らしであり、
そこには今後のケアや支援を考えるうえで大切なヒントが隠されています。
相談に来てくださった方々との対話を通じて、
ケアの本質は「その人を知ること」から始まるのだと、改めて学ばせていただきました。
ご縁がつないだ参加のきっかけ
今回の参加には、特別なご縁がありました。
昨年の EIWA EXPO で川邉先生と出会い、
「来年はお揃いのTシャツを着て一緒にやりましょう」
と声をかけていただいたことが、東大阪プロジェクトに参加するきっかけのひとつでした。
その時は、まさか本当に実現するとは思ってもいませんでしたが、こうして同じ場に立ち、
仲間と共に活動できたことに驚きと喜び、そして深い感謝の気持ちでいっぱいです。
人とのつながりが、思いもよらない形で未来を拓いていくことを、身をもって実感しました。
いのちに寄り添い続けるために
今回の経験を通して、これからも地域の方々とのつながりを大切にしながら、
学んだことを活かし活動を広げていきたいと強く思いました。
「いのちに寄り添う」とはどういうことか
――その意味を、改めて深く考える機会をいただけたことに心から感謝しています。
本当にありがとうございました。
担当ブース:足の相談
看護師 平井とし枝さん