カウントダウン2日目。
本日は、このシンポジウムの提案者である 川邉正和 から想いを伝えさせていただきます。
今年になってから愛読書となっている「感奮語録」(行徳哲男著)
ご協力いただいている桑畑健さん(日本医療デザインセンター)からお勧め頂いた書籍の一つになります。
ちょっとした「やる気スイッチ」を入れたいときに読み直しています。
そんな「感奮語録」からいくつか語録をご紹介させていただき、
皆さんがシンポジウムに参加したくなる「スイッチ」となれば嬉しい限りです。
そして、ともに幕張メッセでのシンポジウムを楽しみたいです!
今日の名言は、キェルケゴール 野鴨の哲学
「安住安泰こそ最大の危険であり、すべての悪の根源である」
(解説として近畿大学附属中学校入学式での学校長の式辞をつけさせていただきます)
今回のシンポジウムのタイトル
『あなたのまちを最期に住みたいまちに変える「超・地域包括ケアシステム」作戦』
なぜこのタイトルとしたのか。
それは、
よくある「あなたはどこで亡くなりたいですか」の問い。
このどこでは、病院?自宅?施設?などが選択肢となるのですが、
そもそも、その場所である地域は問われていません。
では、なぜ、その地域は問われないのか?
それは、
地域は変わらないとあきらめてしまっているから
ではないでしょうか。
では、なぜ、あきらめてしまっているのか?
それは、
そうは言っても、それなりに暮らせているし、そんなに困っていないから
ではないでしょうか。
そこで、今日の名言になります。
「安住安泰こそ最大の危険であり、すべての悪の根源である」
(あくまで、私が読み解く限りになるので、間違いがあるかも知れませんが、ご容赦ください)
最近、地域の会合に参加する機会が増えてきて感じること、
それは、残念ながら、
町内会、自治会、子ども会、老人会など、色々な組織が成り立たなくなっているということ。
当たり前だったものが当たり前ではなくなっているように感じます。
そして、
医療・介護の現場で「顔の見える関係が大切」と言わなければならないのも
実際のところ、地域において顔の見える関係の崩壊が進んでいるからに他なりません。
今は良いから…
今はそこそこたがら…
すでにどうだろうか…
私たちは何か大きなものを失っているのではないでしょうか?
誰かがやってくれるから・・・
これくらいでいいよね・・・
どんな状況にあろうとも、安住安泰せず、
「最期に住みたいまち」とはどういうまちなのかをともに考えていきませんか?
ぜひ、シンポジウムにお越しください。
【第6回日本在宅医療連合学会】シンポジウム
あなたのまちを最期に住みたいまちに変える「超・地域包括ケアシステム」作戦
2024年7月21日(日)12:40-14:10
幕張メッセ国際会議場第9会場(1階会議室104)
座長:蒲原雄介
演者:川邉正和、川邉綾香、伊藤守、加藤裕子、廣瀬憲一、田中竜一、竹下みちよ