笑顔と絆を育む健康川柳 〜老いを楽しむ地域のつながり〜
2022年6月から始まったこのイベントは、東大阪市立高井田老人センターの成田敬子館長(当時)の呼びかけによりスタートしました。
地域の方々が気軽に集まり、仲間を作るきっかけの一つとして、
また「老いを楽しむ」をテーマに、
健康川柳を通じて笑顔とつながりを生む場となることを目指しています。
川柳の作成は、ご自身の体験を基にしたもの。
作り手も読み手も、共感を通してほっこりとした気持ちになり、緩やかな絆を育むきっかけとなっています。
また、川柳を詠むことが介護予防にもつながるのではと考え、この企画が生まれました。
さらに、地域の医療や福祉の専門職の皆さんにもご協力いただき、
高齢者の方々が専門職に対して感じる「敷居の高さ」を少しでも取り払えるような場にもなっています。
毎月、福村雄一先生(司法書士)、井尻吉信先生(大阪樟蔭女子大学教授)、川邉綾香さん(看護師)、川邉正和(医師)をはじめ、老人センターのスタッフの皆さんとともに月間大賞を選考しています。
そして、本日はその中でも特に優れた作品として、年間大賞を選出し、表彰式を行いました。
見事、大賞に輝いた作品は、
白熱の 球児にエール ばばごころ
さらに、特別賞として選ばれたのは、
父母の年 越えて感謝の 墓参り
買い物で ポイント貯まる 減るお金
どの作品も心温まるものばかりで、作り手の思いが伝わってきます。
敬老事業のお楽しみ会の一環として開催されたこのイベントでは、マンドリンの演奏も披露され、懐かしの歌「雨の御堂筋」や「大阪ラプソディー」などを、皆さんで歌声喫茶のように楽しみました。