講義の依頼を受け、時が経つのはあっという間で、
今日は記念すべき「病態生理学」の初回授業となりました。
今回のテーマは「がん」。
日本人の死因の中でも最も多くの割合を占める病気です。
授業の中で、私は学生たちに「人生会議(ACP)」という言葉を知っているかを問いかけました。
しかし、手を挙げた学生は「ゼロ」。
この分野でまだまだ教育の余地が大きいことを痛感しました。
がん治療は患者さんにとって大変なプロセスですが、
その中で患者さんの意思を尊重し、彼らの望む暮らしを実現することが大切です。
栄養士として、そんな患者さんたちを支えるための役割について、
学生たちがどのように感じたか、以下に感想の一部を共有します。
学生の感想
がん治療と患者の願い
日本人の死因で最も多いがんについて学び、治療を進めていくうえで、患者さんの願いを叶えてあげることが、どれだけ重要かを感じました。患者さんにとっても、望む暮らしができるよう支援することは、大きな喜びにつながると思います。私も栄養士として、そうしたサポートを提供できるようになりたいと感じました。
病気と死について考える
この授業を受けて、がんをはじめとしたさまざまな病気について深く考えるきっかけになりました。人はいつか亡くなりますが、その最後の瞬間についてもっと真剣に考えておく必要があると感じました。家族とも、今後はもっと話し合いを重ねていきたいと思います。
今回の授業を通じて、学生たちはがん治療の現実と向き合い、
自分たちが果たすべき役割について考え始めました。
これからの講義が、彼ら自身も豊かな人生を全うできる一助となることを願っています。