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エッセイ(第1回)・言葉が心を癒すとき 〜価値観の違いを受けとめる学び〜 福永晃子さん

言葉が心を癒すとき 〜価値観の違いを受けとめる学び〜

「言薬」という言葉を知っていますか?

以前、コアメンバーの方からこの言葉を聞いたとき、とても興味を持ちました。
社会福祉士として対人援助を学び、実践してきたつもりでしたが、
今回の先生方の講演を聞いて、改めて自分と向き合う時間を持つことができました。

最初に登壇された中川先生のお話。
お猿さんの実験についての質問がありました。
「自分で操作できないお猿さんの方がストレスを感じると思いますよね?」

当然だと思った私。

でも、会場で手を挙げたのは約半数でした。
先生の解説を聞いて納得。
人の性格も、考え方も、本当にそれぞれなんだと、改めて気づかされました。

大坂先生の講演も、心に深く響きました。
「死」を前にした人、その方を支える家族、そしてその家族と本人を支える私たち。
どう声をかけるのが正解なのか、迷うことがよくあります。
答えが見つからないこともあります。

でも、大坂先生が「答えを出さなくてもいい」とおっしゃったとき、
私の心の中にあったモヤモヤがすっと消えた気がしました。
よく考えれば、これは元気な人との関わりでも同じことなのかもしれません。

今回の講演は、本当に素晴らしい時間でした。
こんなにも心を揺さぶられるお話に出会えることは、そう多くありません。

そして、東大阪プロジェクトのメンバーのチームワークも最高でした!

貴重な一日を過ごさせていただき、心から感謝しています。

「私の価値観は私のもの。相手の価値観は私とは違う。」

これからも、自分の価値観を押し付けることなく、相手の話にしっかり耳を傾けていきたいと思います。

 

社会福祉士 福永晃子さん

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