つながりと対話の中で芽生えた、わたしの問い
◆オンライン越しから、リアルな現場へ
「医療デザインサミット」に参加させていただき、ありがとうございました。
コロナ禍以前から、川邉先生のFacebook投稿やオンライン企画を通して学ばせていただいていましたが、
今回は思い切って、リアルでのイベントに参加しました。
事前にメールやLINEで当日の流れを把握していたつもりでしたが、集合時は少し戸惑うことも…。
でも、受付付近で温かく声をかけていただき、すぐに安心して参加できました。
カレー屋さんのお手伝いや誘導係など、スタッフの一員として関われたのも、とても楽しい経験でした。

◆講義以外にも、心に残ったたくさんの学び
いちのせ先生・池永先生の「さいごの授業」には、すでに多くの方が感想を書かれているので、
私はそれ以外で印象的だったことを中心に振り返ります。
まず、とても助けになったのが グラフィックレコーディング。
講義中に理解しきれなかった部分も、視覚的に整理されていて、
「あ、こういうことだったんだ」と何度も写真を見返しています。
企業ブースでは「最期まで生ききる」ためのさまざまな取り組みに触れ、
改めて“生活の視点”からのエンディング支援の必要性を感じました。
特に印象的だったのは、栄養応援アイス。
甘さ控えめで口当たりもよく、1つで130kcal・たんぱく質5g。
医療現場でよく処方される栄養剤(例:250mlで375kcal・たんぱく質13g)や、
市販の高たんぱく商品(たんぱく質10gで70〜90kcal)と比べても、驚くべきバランスだと思いました。
今後、日常的に購入できるようになることを願っています。

◆越境ブレストは“圧倒”と“共鳴”の連続
越境ブレストでは、司会やプレゼンターの語る熱意や着眼点に圧倒されました。
初めての“高速ブレスト”では、チームの皆さんと楽しみながらアイデアを出し合い、
スピード感のある「対話の力」を体験することができました。

◆「私は今、何ができる?」と問いが生まれた
このサミットを通じて、たくさんの学びや人とのつながりに出会えました。
そして帰り道にふと、「私は今、何ができる?」「何をしていきたい?」という問いが、
自然に心に浮かんできたのです。
それはきっと、現場の忙しさや日々のルーティンに追われているだけでは、
なかなか生まれてこない問いでした。
今回の出会い、時間を、これからの自分の一歩に活かしていきたいと思います。
心から、温かく迎えてくださった皆さまに感謝を込めて。
本当にありがとうございました。

看護師 梶原直美(大阪市)