講演・研修会

吸入療法を支援する「QNEW東大阪研修会」を開催しました

「QNEW東大阪 吸入療法支援の会」では、喘息(ぜんそく)や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者において、吸入薬の正しい使用が治療成果に直接影響することから、医療・介護関係者の吸入支援スキルを向上させることを目的としています。

令和6年11月9日(土)には第2回の研修会を開催し、薬剤師や看護師など多職種に参加していただきました。今回は、コアメンバーの合田がその内容を報告します。ご参加いただいた方々に、改めてお礼申し上げます。

開会に際し、原クリニック 原聡先生よりご挨拶を頂戴しました。

次にかわぐち呼吸器内科クリニック 川口俊先生の『吸入支援に必要な豆知識 喘息&COPD』の講義では、疾患の基礎知識、治療ガイドラインに則ったステップアップやステップダウン、患者さんへの声掛けなどについてをお話しいただきました。

こばやし内科呼吸器クリニック 小林大起先生の『吸入支援のポイント』の講義では、吸入薬の種類に応じた吸入支援のポイントを、具体的にお話しいただきました。

先生方のお話を伺い、吸入薬での治療を患者さんがどのように感じるのかや、正しく吸入療法を行っていただくために有効な声掛けをリアルにイメージすることができたと思います。

そして、製薬メーカーの協力のもと、参加者全員で各吸入デバイスの使用方法を確認した後、シナリオに沿ったロールプレイを実施しました。

それぞれの役を演じることで、実際の指導シーンに即した実践的な学びを得ることができました。

最後に、森田呼吸器アレルギークリニック 森田恭平先生より閉会のご挨拶を頂戴しました。

参加者からは、「患者がなぜ吸入薬を使う必要があるのか、使えていない理由を聞き出す重要性をシナリオで再確認できた」との声があり、患者の理解度に応じた指導が現場で必要であることを改めて感じたといいます。

さらに、患者への動機づけの重要性も認識し、吸入薬の必要性や使えていない原因を丁寧に聞き取ることで、継続的な治療につなげるスキルを磨く良い機会となりました。

「益者三楽」人生を良くする三つのことを心に刻み、今後も吸入支援を行う医療・介護従事者の輪を広げていきたいと思います。

【お知らせ】

BOCフォーラム2024 in 大阪(参加費有料

“命”をテーマにした究極のおもてなしを学ぶ

「命を守り、支える医療・介護の未来」をテーマに、介護士、医療従事者、福祉関係者を対象にしたフォーラムです。私たちは、医療・介護・福祉分野における最新の知識を共有し、活発な交流を通じて、高齢者ケアの質を高める新しいコミュニティの創造を目指しています。

主催:訪問看護支援協会  

【申し込み】

参加を申し込む

※画像を拡大表示する

『命』をテーマにしたゲストによる心揺さぶる講演と未来の口腔ケアについて語ります。  

話題提供:
BOCプロバイダー・長縄拓哉氏「いのち救う口腔ケアの未来」
東大阪プロジェクト・川邉綾香氏、川邉正和氏「いのちと向き合うエンドオブライフ・ケア」
(一社)日本福祉医療ファッション協会・平林景氏、八木大志氏「おむつでいのち輝く未来社会のデザイン」
大人の寺子屋縁かいな・上田比呂志氏「いのち輝かせるおもてなしの本質」

日時:令和6年12月14日(土)13:00~17:00
場所:グラングリーン大阪(北館JAM BASE)  
定員:100名 
参加費:5,000円

この記事は役に立ちましたか?

参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

関連記事

新着記事
会員限定
おすすめ
PAGE TOP
ログイン