メンバー紹介

人生後半戦からの新たな挑戦〜堺から越境するケアマネジャーの学び〜

東大阪プロジェクト事務局のいんちょ(院長)こと川邉正和です。

自分でもなにかできるかもしれない、仲間と一緒ならできるかもしれない。そんな希望を求めて開催したコミュニティ・オーガナイジング・ワークショップ。参加者の仲間から届いたとれたての想いを4回に分けてご報告する第2弾です。

今回は、堺市から東大阪プロジェクトのコアメンバーとして活動している、ケアマネジャーの「かみちゃん」こと上野秀香さんからの感想をご紹介します。人生50年を過ぎてから地域活動に本格的に取り組み始めた彼女の体験談は、多くの方に勇気を与えてくれます。

東大阪プロジェクトとの出会い

こんにちは、かみちゃんです。

私は、東大阪プロジェクトのクレド『出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える~穏やかなエンディングをみんなで~』に共感し、川邉先生や綾香さん、美代子さんとのご縁もあって、堺から越境して東大阪プロジェクトのコアメンバーとして2024年から活動するようになりました。

コミュニティ・オーガナイジングとの初めての出会い

私と「コミュニティ・オーガナイジング」の出会いは、東大阪プロジェクト月1回開催のコアサロンでした。

コミュニティ・オーガナイジングでは、自分の価値観や体験を語ることを「セルフ(自分を語る)」と呼びます。思い起こせば、2024年夏のコアサロンで私のセルフの機会があり、りゅうちゃん(コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン代表理事)に「なぜ、そんな想いでいるのですか?なぜ、かみちゃんにとって大切なのですか?」と何度も問いかけられました。この問いかけと要約を通じて、自分の中で地域活動する意味や想いの原点を再認識することができました。

自分自身の想いを語る中で感情が溢れてしまった私に寄り添ってくれた仲間たち。その日を境に、私のセルフを聞き共感してくれたコアメンバーとの距離もグッと近くなったような気がしています。もしかすると、私だけが感じているだけかもしれませんが(笑)

その後「え~なぁEIWA EXPO 2024」や「Playful Party2024」、そして戦略的ゴールである「日本死の臨床研究会・近畿支部大会~豊かに生ききる~」へ、価値観が同じ仲間である同志と共に、自然と気持ちが盛り上がりながら現在の2025年につながっています。

2日間のワークショップで得た学びと気づき

今回の2日間の学びでの感想・気づきは、たくさんありすぎて本当に困ってしまうほどです。

安心できる学びの場

まず、初日も2日目も演習2分では、セルフが十分にできませんでしたが、緊張せず楽しく参加させてもらえたこと。これはたぶん、りゅうちゃんから「なぜセルフ・アス・ナウが大事なのか?」を東大阪プロジェクトコアサロンで、当日の参加者より先に学べていたからだと思います。

チームの一体感を実感

他の参加メンバーから、一緒に参加していた東大阪プロジェクトコアメンバーのZoom背景が統一されており素敵!と褒めてもらえてのは嬉しかったことです。発案したいんちょや、すてきなデザインを作ってくれた日本医療デザインセンターの桑畑さんに感謝しなければと気づきました。

こういうことって当たり前のようで、誰かが気づき、みんなに呼びかけるからこそ実現するんですよね。

多様な視点からの学び

20~70代の多角的な視点で活動している参加者とワークを通して、自分にない考え方を聞けてチーム構築に向けて得るものが多くありました。また、自分と同じような思いで活動している方が全国にいて、世代や地域は違えど、生きづらい社会をなくすために活動している仲間が大勢いることに、勇気とやる気をもらえました。

自分自身への新たな気づき

いつも感じていることですが、私は言語化や要約することが下手だなあと実感。まだまだ知らないことや学ぶことが多いことに気づき、人生の半分を過ぎた私にまだのびしろはあるのだろうか?なんて思ったりもしました。

東大阪でも堺でも「まちづくり」に活かしたい

この2日間の学びは、東大阪プロジェクト2年目の私にとって、パブリックナラティブの大切さを痛感するものでした。スイミーのように仲間=同志と戦略的ゴールを積み重ねながら、大ゴール『出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える~穏やかなエンディングをみんなで~』に向かって、東大阪でも堺でも「まちづくり」に是非とも活かしていきたいと思います。

すべての人に眠る「何かしたい」気持ち

最後まで読んでいただいた皆さま、私も20代の頃は、今の自分の活動があるとは思っていませんでした。色んな挫折や困りごとなどを乗り越え、人生50年を過ぎた頃から「残りの人生は自分のしたいことを楽しまなきゃ」と考えるようになったのです。

私と出会う方の中には「かみちゃんみたいに、色んな勉強とか地域貢献なんてできない。尊敬する」と言う方もいます。私の場合は、私自身も含め、ご縁があり関わる方々や地域住民の皆も幸せに、住み慣れた地域で安心安全に暮らし続けたい。そんな「まちづくり」をしたいと思ったのが始まりでした。

きっと、皆さんも知らず知らずの間に気づいてないだけで、ちょっとした疑問や「何かしたいなあ」と思う自分がどこかにいるのではないでしょうか?

まだ自分が何をしたいかわからない、別に現状維持で特に問題ないと思っている方も、試しに東大阪プロジェクト「まちカフェ」や9月15日「FC大阪さんとのコラボイベント」、11月9日「さいごの授業」や「縁起でもない話をしよう会」などへ参加してください。

東大阪プロジェクトのクレド『出会うことで人が動き出し、ともに未来を変える~穏やかなエンディングをみんなで~』を体現できる瞬間が起きること間違いなしです!

かみちゃんは、皆さんと出会い一緒に活動できる日を楽しみにお待ちしています♪

まとめ

人生後半戦から始まった地域活動が、今では彼女の生きがいとなり、多くの人に影響を与える存在となっています。「のびしろはまだあるのか?」と謙遜しながらも、学び続ける姿勢と仲間への感謝の気持ちを忘れない彼女の姿勢は、年齢に関係なく新しいことに挑戦する勇気を与えてくれます。

コミュニティ・オーガナイジングの学びが、一人ひとりの中に眠る「何かしたい」という気持ちを呼び覚まし、それが地域全体の変化につながっていく。まさに東大阪プロジェクトが目指す「出会うことで人が動き出す」瞬間が、ここにも生まれているのです。

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