解き放たれた心と未来への創造――Playful Partyで見つけた新たな地域づくりのカタチ
2024年12月28日(土)。
東大阪プロジェクトの「Playful Party」に参加しました。
出発前、昨年の動画をちらりと見て、
「こんな感じのイベントか~、運動靴なんて必要ないかも?」
なんて軽い気持ちで臨んだのですが、その認識が甘すぎたことにすぐ気づかされました。
プログラムが始まり、まずは準備運動。
自分はまだまだ動けるはずだと思っていたのに、息が上がり、体はすぐに悲鳴を上げます。
そして、最初のチャレンジが私の苦手中の苦手――ダンス。
「なんでよりによってダンス!?」
と思いながらも、なんとかついていきました。
ふと娘のことを思い出します。
彼女はダンスの学校に通い、某ダンスグループのMVにも出演したほどの腕前。
そのセンス、一体どこから来たの? と、改めて感心しました。
けれども、いざ自分の体を使い表現してみると、不思議と楽しくなってきたのです。
相手の動きを見ながら、一緒に息を合わせて一つのダンスを作り上げる。
その過程に喜びがあり、こんな感覚をまだ味わえる自分がいることに驚きました。
年齢や運動能力に関係なく、「表現する」という体験が、心を自由にし、思いがけない楽しさを運んでくれたのです。
その後のプログラムでは、全員で一つのものを作り、観察し、感覚を分かち合う時間が続きました。
一本の線から始まる創作――全員が自分らしく自己表現をしながら、一つのものを作り上げていく。
その斬新さに驚き、これまでにない新鮮な感覚を味わいました。
自分を解放し、仲間と楽しみ、その気持ちを共有できる。
そんな空間が、私に「地域づくり」というテーマを新しい視点で考えさせてくれました。
「Playful Party」で感じたのは、ただ楽しいだけではない、深い学びのある時間でした。
これからも、この経験を生かし、地域の未来を仲間とともに創っていきたいと思います。
訪問看護ステーションここな 田中竜一 さん
Photo by Kenji Kuraya(KP Life)
https://www.kp-life.jp/