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エッセイ(第6回)・心に響く言薬と人薬のちから 大江秀一さん

心に響く言薬と人薬のちから

2月2日に日本死の臨床研究会近畿支部 第31回年次大会に参加しました。

豊かに生ききる」ために私たちは何ができるか。

そのヒントとして、
中川先生からは「病いの語りを聴く方法〜NBM〜
大坂先生からは「生と死を彩る言薬(ことぐすり)
を教えて頂きました。

日本では昔から言葉やその音自体が意味を持つと考えられています。

それがネガティブな方に働くと、「死のことを話したくない≒縁起でもない話はしたくない」となるのでしょうし、
ポジティブな方に働くと「言薬」となるのでしょう。

心の中で思っているだけではだめで、言葉として口に出すことが大切です。

丁寧に相手の話を聴き、そして言薬を処方する(言葉を口に出す)、
それによって「豊かに生ききる」ことに繋げていけたらと思います。

スタッフの皆で協力して、会の運営もとても良かったと思っています。

スタッフの方からの言薬も運営中にたくさん頂きましたが、
私にとっては素晴らしいスタッフの方々とのつながりが「人薬」にも感じられました。

図らずも、「」の字の中には「」があり、playfulの意味も包含されているかもしれません。

ストレングスファインダーやプレイフルパーティで培ってきた、
それぞれの強みを認めそれを活かすことのできた一つの大きなイベントでありましたが、
それに一員として携わらせて頂き、本当にありがとうございました。

医師 大江秀一先生

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