先週につづいて、日本在宅医療連合学会大会に関する大石美幸さんのレポートをお届けします。
東大阪プロジェクトのシンポジウム、会場に駆けつけてくれた仲間たち。
少しずつ着実に、私たちの活動の広がりを感じられる機会となりました。
私にとって、日本在宅医療連合学会への参加も初めてでした。ご存じの方も多いと思いますが、学術集会は毎年のように開催場所が変わります。
2022年は神戸、2023年は新潟。そして来年は長崎で開催されることが決まっています。私たちが大阪から千葉まで赴いたように、開催地には全国から在宅医療にたずさわる医療従事者、介護関係者が終結しています。
数えきれないほどのセッションが同時進行
今回の会場、幕張メッセと聞くと、巨大な展示ホールを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、学会を開催する際は隣接する国際会議場がメインです。内部は狭いように見えて広く、1~3階までの会場を有効に使って、一日では到底回り切れない程の情報量やシンポジウム・体験フェスタ・ポスターセッションの量の多さに圧倒されました。
こちらのポスターは、佐賀県佐賀市にある『ぶどうの木クリニック』さん。発表は前日に終わられていて、残念だったけれど素敵な在宅医もされる先生と、出会えました。
ホテルから出るバスの隣に座って来られた方に、土佐弁で話しかけて、その日一番に答えてくれたのが、ここの先生だったのです。ポスターのテーマに惹かれたので記念に撮影しました。
それにしても、同じ時間にいくつものテーマでシンポジウムが開催されているので、どこに行くのか悩んだ末に選ぶという感じでした。
東大阪プロジェクトのシンポジウムは満員の様子で感動
前編で紹介した東大阪プロジェクトのシンポジウムの開催時間にも、8つのワークショップ、一般講義、3つの講演会、ポスターセッション、さらに6つの体験フェスタが同時開催していて、正直どれほどの人が集まるのか、ドキドキしていました。最終的に満席となり立ち見が出た様子には感動しました。
訪問診療を行う立場と病院からの立場、訪問看護の立場からのお話と続く中、『最期まで住みたいまちに変える「超・地域包括ケアシステム」作戦』に必要なことをそれぞれの立場から思いを熱く語る。外気温に負けない熱さに会場が包まれた瞬間でした。(ちなみに当日の千葉市の最高気温は34.1℃…)
これは東大阪以外の各地との「線が繋がった」だけ。ここから「面」へと向かう新たなスタートに過ぎません。ただし、ここから始まる新たな東大阪プロジェクトの意気込みを全世界に向けて発表した一歩だったように思います。
まさに今後の東大阪プロジェクトの展開が、全国へと礎を築き始めた瞬間でした。
「出会う事で人が動き出し共に未来を変える~穏やかなエンディングをみんなで~」
この東大阪プロジェクトのクレドに賛同される新たなメンバーや「自分の地域でも活動したい」とスタートを切る方々を、今後も東大阪プロジェクトは応援していきます。
2回にわたって最後まで読んでくださり、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
【今週の東大阪プロジェクト】
東大阪プロジェクトの活動の一部をご紹介させていただきます
\ぜひご参加ください/
【お知らせ・Playful Party 2024・東大阪プロジェクト(参加費有料)】
今年も、下記の通りPartyを開催します。どなたさまでもご登録ください!
参加を申し込む<Playful Party 2024・東大阪プロジェクト>
今回のテーマは「プレイフルな知覚変動をおこそう!」
日時:令和6年9月21日(土)13時30分から17時(13時より入室可)
場所:カトリック布施教会2階講堂
東大阪市永和1-10-10(河内永和駅より徒歩5分)
定員:50名
対象:東大阪プロジェクトに興味・関心のある方
参加費:無料
今回のテーマは「プレイフルな知覚変動をおこそう!」
教育環境デザインの第一人者・上田信行先生(同志社女子大学名誉教授/ネオミュージアム館長)は、『セサミストリート』に触発され渡米し、セントラルミシガン大学大学院にてM.A.、ハーバード大学教育大学院にてEd.M.、Ed.D.取得されました。
「プレイフル」をキーワードに、学習環境デザインとラーニングアートの先進的かつ独創的な学びの場作りを数多く実施されています。
プレイフル・マインドセットを磨こう
・おもしろがって
・巻き込まれて
・ハマる
僕の「学びとメディア」ストーリーのレクチャーとワークショップがありますので、
楽しみにしておいてください!
ROCK
Unlock your potential
Sep.21, 2024
Nobuyuki Ueda
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