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エッセイ・自分を解き放つ旅――Playful Partyで見つけた新しい私 山口晴美さん

自分を解き放つ旅――Playful Partyで見つけた新しい私

「Playful Party」というイベントに誘っていただき、詳しい内容もわからないまま参加しました。

名前からして、遊び心あふれる話を聞く会だと思い込んでいたのですが、
前日に「ダンスがあるので動きやすい靴を持参してください」と言われ、一気に頭の中が混乱。
ダンスパーティー?何の会?でも楽しそう?」と半信半疑のまま会場へ向かいました。

会場に入ると、私の脳内は大混乱。
わっ、知らない人ばっかり。どうしよう。しかももう何か始まってる。しかも二人組!」。
初対面の大勢の中に溶け込むのが苦手な私は、早くも緊張でいっぱい。
しかも、いきなり二人組でダンスからスタートです。
ダンスなんて覚えられへん、どうしよう。パートナーさんに悪いわぁ…
と頭の中はマイナス思考の嵐。

そんな中、パートナーさんはとても優しい方で、先生からの「殻を破るために殻を作るんです!」という言葉が妙に心に響きました。
学生時代、ディスコダンスが流行していた世代の私。
下手だけど踊るのは大好きだったことを、ふと懐かしく思い出しました。

次に進んだのは、大きな白い紙にみんなで直線を書き込んでいくワーク。
これがまた楽しい!
どうしよう」とばかり考えていた脳が、ようやくお休みモードに。
夢中で線を描き、四角の中を埋めながら、ズームインしたりズームアウトしたり、
まるで紙の上で跳びはねて踊っているかのような感覚でした。

その後は、レゴブロックを使った制作。
工作が大好きな私は、説明を聞く間もなく手が勝手に動き出しました。
ペアで作った作品について質問された時、特に考えもしていなかったのに、言葉が自然と口をついて出る自分に驚きました。
さらに、パートナーさんのお話を聞くうちに、こちらまでワクワクしてくる――本当に楽しい!

 

 

そして、パーティーの締めくくりは、これまでの経験をすべてアウトプットするダンスタイム。
次第にダンスは進化し、チームの人数も増えていく。
なんだかいけそうな気がする〜
と感じ、最後には「やったー!私、こんなことできてえらい!」と心の中で叫んでいました。

パーティーの感想を一言で表すなら、「自己解放」。
自分で作った殻の中で、勝手な理想に沿って生きてきたこと。
それはそれでよかったけれど、今日、多くの人の手を借りて、また違う自分を解放することができました。
この楽しい刺激が、いつもの自分の脳を少しずつ変えていく。それさえも楽しみたいと思います。

人と人は「持ちつ持たれつ」。私も誰かのお役に立てるといいな、そう感じさせてくれた時間でした。
また、この素晴らしい「Playful Party」に参加したいです!

看護師 山口晴美さん

Photo by Kenji Kuraya(KP Life)
https://www.kp-life.jp/

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