こんにちは!堺のケアマネ、かみちゃんこと上野秀香です。
2026年7月13日(月)、泉北プロジェクトの「第1回まちかど保健室」を開催しました。堺市南区桃山台1丁のコミュニティ拠点「ももポート」に、地域にお住まいの皆さまをお迎えして。
まずは、ご報告させてください。

アイデアがようやくかたちになりました
私が思い返していたのは、2025年6月28日。カトリック布施教会で開催された「越境ブレスト」です。
東大阪プロジェクトの旗のもと、泉北・泉南・八尾から67名もの方が集まったあの日、トップバッターとして登壇させていただいた私のテーマは、「自分らしく生き、住み慣れた地域で最期を迎えたい」でした。
そして私が皆さんにお願いしたのは、住民に愛され、開かれた運営をするためのアイデア。そして、一人ひとりが自分ごととして考え、本音で語り合える真の仲間集めのアイデアでした。
あの日いただいた200個を超えるアイデアが、そのままこの「まちかど保健室」になったわけではありません。でも、あの場で言葉にした願いと、いま私たちが泉北で始めたことは、確かに同じ方向を向いています。
あれから1年あまり。ようやく、ひとつのかたちにできました。
なぜ泉北で「保健室」なのか
「泉北」は昔で呼ぶ和泉国の北部、いまでいう堺市・泉大津市・和泉市・高石市・忠岡町の4市1町が泉北地域と呼ばれています。泉北プロジェクトも、東大阪プロジェクトと同じく、多職種と地域住民が手を取り合い、誰もが安心して自分らしく生ききれる「真の地域包括ケアシステム」の実現を目指しています。東大阪プロジェクトのクレドに共感し、活動しているチームです。
そのクレドとは、「出会うことで人が動き出し共に未来をかえる ~穏やかなエンディングをみんなで~」。
私が堺から越境して東大阪プロジェクトのコアメンバーになったのは2024年のこと。人生50年を過ぎた頃から「残りの人生は自分のしたいことを楽しまなきゃ」と考えるようになった、わりと遅咲きの地域活動デビューです(笑)
でも、始まりはずっとシンプルでした。
私自身も含め、ご縁があり関わる方々や地域住民の皆も幸せに、住み慣れた地域で安心安全に暮らし続けたい。そんな「まちづくり」をしたい。
この気持ちは、ずっと変わっていません。
そして泉北の仲間たちとともに、これまで「え~なぁEIWA EXPO」「Playful Party」、そして「いのちのフィールドEXPO」と、いろんな場づくりに関わってきました。ひとつのイベントが終わるたびに「この試みを泉北でもやってみたい」という声が、誰かに頼まれたからではなく、自分たちの想いとして自然にあがってきたように思います。
そんな声におさえて、この「まちかど保健室」ができたのは間違いありません。
「まちかど保健室」って、なんですか?
さて、ここからが本題。
「まちの保健室」については、大阪府看護協会の説明を紹介します。
病院へ行くほどではないけれど、最近ちょっと気になることがある。学校や家庭のことで、ひとりで悩んでいることがある。家での療養生活のことでアドバイスがほしい、など。生徒の相談や癒しの場でもある学校の保健室のように、さまざまな不安や悩みを看護職に気軽に相談できる場所、それが「まちの保健室」です。
川邉綾香さんといんちょのかわべクリニックのブログには、この「まちの保健室」の姿こそが、東大阪プロジェクトの目指す「自然とそこにある医療」を体現できるのではないか、と書かれていました。
実は私も、まったく同じことを泉北で思っていました。
地域の方々が、病気のこと、生活の不安、ときには大切な方を亡くされた悲しみ(グリーフケア)まで、看護師などの専門職に気軽に相談できる居場所。多世代がゆるやかにつながって、顔の見える関係を育んでいけば、災害や感染症にも強い「安心して暮らし続けられるまち」になっていくはずです。
わざわざ出向くのではなく、そこに自然にある。そんな場所を、泉北につくりたかったのです。
7月13日、はじめてのまちかど保健室は…

当日は、以下のプログラムを実施しました。
まずは、はかってみましょう(健康チェック)
会場では、身長、体重、握力、血圧、体温を測定できるようにしました。ここで気をつけたのが、測定結果は参加者ご自身に「健康手帳」へ記録していただくということ。私たちが測って、私たちが記録して、はい終わり…ではなく、ご自身の体のことをご自身の手で書き残していただく。
主役はあくまで、地域にお住まいの皆さまですし、ご自分で記録したほうが数字への関心も残るはずです。


気になること、ありませんか?(健康相談)
測定結果をもとにしたり、現在お飲みのお薬、生活習慣などについて聞いたり、看護師が個別にお話を聞くスペースを設けました。

椅子に座ったまま、無理なく(かんたん体操)
快適に暮らすためには筋力のキープも重要です。そのために、椅子に座ったままできるストレッチや体操で体を動かしました。ふだんの生活にも取り入れてもらえたら、うれしいですよね。

「海」も「大阪ラプソディー」も(レクリエーション)
泉北プロジェクトオリジナルの歌唱集を使って、夏らしい「海」や「浜辺の歌」、歌謡曲「大阪ラプソディー」などの懐かしのメロディーを皆さまで歌いました。心も体もリフレッシュしながら、交流の時間に。

お茶は、最初から最後まで(お茶タイム)
スタートから最後まで、お茶を飲みながら。しっかり水分補給をしつつ、リラックスした雰囲気で談話を楽しんでいただきました。
帰り際に、いただいた言葉
初回ということもあり少人数での開催でしたが、その分お一人おひとりとじっくり向き合うことができました。
「少人数だったので、落ち着いた雰囲気でゆっくり参加できた」
「看護師さんに直接相談がしやすくて安心した」
こんなお声をいただきました。歌や体操の時間には、たくさんの笑顔が見られましたよ♪
やってみて、見えたこと
良かったこと
「ふらっと立ち寄れる保健室」を目指していたのですが、お申込み以外の方もお越しくださいました。狙っていたことが、初回からちゃんと起きた。これは本当に嬉しかったです。参加者の皆さまがリラックスして過ごせる環境も、整えることができたと思います。
次に持ち越す宿題
もちろん、反省点もあります。
- 機器のトラブル:途中で身長測定ができなくなる場面がありました。今後は事前の点検と操作方法の再確認をします。
- プログラムの充実:参加者の方の体調や状態に合わせて、ご自宅でも継続しやすく楽しめる体操内容に見直していきます。
- 専門職の連携:お薬に関する相談も寄せられたため、今後は薬剤師などの参加も検討し、より身近な相談サポート体制を目指します。
課題が見えたということは、次にやることが決まったということ!…これって、ありがたい話です。
そして今回も、動いてくれた泉北の仲間たちに心から感謝しています。この仲間となら、まだまだやれる。そう思わせてくれるメンバーです。
「何かしたいなあ」と思っている、あなたへ
最後まで読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。
以前の私は、今の自分の活動があるとは思っていませんでした。色んな挫折や困りごとを乗り越えて、ようやくここまで来た人間です。
私と出会う方の中には「かみちゃんみたいに、色んな勉強とか地域貢献なんてできない」とおっしゃる方もいます。でも、きっと皆さんも知らず知らずの間に気づいてないだけで、ちょっとした疑問や「何かしたいなあ」と思う自分が、どこかにいるのではないでしょうか?
だから、まずは来てみてください。相談することがなくても大丈夫。お茶を飲んで、歌って、帰るだけでもいいのです。
そこから始まることが、きっとあります。
次回のご案内|第2回 まちかど保健室
次回も、皆さまとお会いできるのを楽しみにしています。お気軽にお越しください!
- 日時:2026年8月10日(月)10:00〜11:00
- 場所:桃山台1丁ももポート(堺市南区桃山台1丁3-13)
- 内容:かんたん体操、健康チェック・相談、おしゃべり交流
- 参加費:無料
- 定員:10名(先着順)
- 申込締切:8月1日(土)17時まで
- お問い合わせ・お申し込み:アール訪問看護ステーションさかい 電話:072-242-6149(受付:10:00〜16:00 / 日祝休)
皆さま自身の「健康の秘けつ」を、私たちと一緒に見つけませんか?
かみちゃんは、皆さんと出会える日を楽しみにお待ちしています♪
